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島の人々と触れ合い、心が豊かになる島時間。 ゆめしま海道の島々と生口島をアクティブに巡る2泊3日の旅
広島と愛媛のほぼ中央、しまなみ海道の東側にある上島町は、瀬戸内海に浮かぶ25の離島が集まった町だ。船でしか訪れることができないため、ゆったりした島時間が流れ、島の人々は素朴で温かい。そんな雰囲気に惹かれて、日本はもちろん海外から移住した人もいるという。
世界的にも有名なサイクリングロード「しまなみ海道」の拠点のひとつに数えられる生口島・瀬戸田。かつて海の道の拠点として賑わったこの場所に、伝説のホテリエとして名高いゼッカ氏が手掛けた旅館「Azumi Setoda」の向かいに2021年3月にオープン。
この宿泊施設には、島の住人と同じ時間と体験を共有することで交流が生まれるよう、日本の伝統的な公共風呂「銭湯」が併設。地元の人と触れ合えるチャンスもある。
浴場の壁には瀬戸田の風景や魚の絵が、日本の典型的な銭湯らしくタイルで描かれている。湯船につかってリラックスしながら、タイル画を見上げたい。銭湯には疲れを癒やせるサウナが併設。銭湯や瀬戸田の歴史、文化に触れられるライブラリーを備えた宿泊者専用のラウンジもある。
客室は木の温もりを感じる、シンプルで洗練された雰囲気。自転車や釣り竿が置ける部屋、掘りごたつスタイルのリビングがある部屋、機能的なデスクがありビジネスにおすすめの部屋がある。
朝食は住人にも人気のカフェへ。和食または洋食を味わおう。他にも宿泊者に向けてサイクリングツアーやヨットセリングなどのアクティビティもあり、瀬戸田の自然や伝統を満喫できる。
日本旅館「Azumi Setoda」の向かいに立つ銭湯&宿泊施設
男湯と女湯が日替わり。銭湯の奥にはドライサウナもある
銭湯には、瀬戸田の海や自然がいきいきとタイルで描かれている
銭湯は天井が高く開放的でゆっくりできる
3タイプの客室を用意。写真は自転車で中まで入れる「土間」
朝食は隣接する「MINATOYA」で軽洋食(写真)か軽和食が選べる