堀切菖蒲園

埼玉県から東京都へと流れる綾瀬川沿いに広がる花菖蒲園。堀切地域は古くから花菖蒲の名所として知られ、江戸時代に活躍した浮世絵師、歌川広重や歌川豊国らの絵の題材にも登場している。7,700㎡にも及ぶ広大な園内に、江戸花菖蒲を中心に約200種6,000株が植栽されている。希少な品種である「十二単衣」や「酔美人」、「霓裳羽衣」なども鑑賞できるとあって愛好家からも人気が高い。例年6月初旬に見ごろを迎え、6月初旬-20日ごろまで「葛飾菖蒲まつり」が開催される。期間中は、パレードや縁日、バザーなどが催され、街全体がにぎわう。

花菖蒲以外にも梅や藤、冬桜や牡丹など四季折々の花々と草木が彩り、いつ訪れても素晴らしい景観が楽しめる。園内にある「静観亭」では誰でも気軽に利用できる喫茶コーナーがあり、甘味やドリンク、軽食を提供。事前に予約をすれば宴席も可能。