上野の森美術館

上野恩賜公園内に建つ、1972年（昭和47）4月に開館した私立美術館。常設展示は行わず、企画展や公募展を随時開催し、海外の美術館所蔵作品や重要文化財などさまざまな美術作品を紹介している。1994年からは、40歳以下の若手作家による新作を紹介する「現代美術展（VOCA展）」を主催。ほかにも「上野の森美術館大賞展」や「日本の自然を描く展」など、さまざまなテーマに応じた公募展を積極的に行い、現代美術作家の発掘や育成に力を入れている。

また、美術館による漫画展の先駆けといわれる「井上雄彦 最後のマンガ展」や、日本では過去最多となる9点のフェルメール作品が一堂に会した「フェルメール展」など、独創的な企画展を随時開催し、話題となっている。

本館のほか、別館の1階には小規模な企画展が開催できる「上野の森美術館ギャラリー」が、別館3階には「上野の森アートスクール」を設置し、展覧会以外にも活動の幅を広げている。