六甲ケーブル

「六甲ケーブル」は昭和7年(1932）に開業。高低差約500m、全長約1,700mある山麓の「六甲ケーブル下駅」から「六甲山上駅」までの区間を約10分で結ぶケーブルカーだ。

車両は赤色がメインの「クラシックタイプ」と緑がメインの「レトロタイプ」の2種類。どちらも2両編成で、下側の車両は周囲の景色を眺めやすいガラス張りの屋根の展望車になっている。山小屋風デザインの六甲ケーブル下駅、開業当時の姿をそのまま残す六甲山上駅の駅舎とともに写真映えするレトロな雰囲気で人気。

六甲山上駅には神戸市街や美しい夜景を一望できる天覧台が隣接。また、駅の前からは「ROKKO森の音ミュージアム」や「六甲ガーデンテラス」、有馬温泉へと向かうロープウェー駅といった六甲山上の人気スポットを巡る「六甲山上バス」、摩耶山エリアを回る「六甲摩耶スカイシャトルバス」が発着。六甲山観光の玄関口として利便性が高い。