本店 嵐山よしむら

手打ちそばや趣向を凝らしたそば料理、季節を感じさせる旬の一品料理を味わえる。蕎麦は国産のそばの実にこだわり、熟練の職人たちによりすべて手打ち。収穫したての殻付きのそばの実を生産者から仕入れ、必要な分だけを脱皮し、石臼で時間をかけて丁寧に挽いている。天ぷら盛り合わせ、そば、にしんしぐれご飯、そば麹のつけものが付いた「天ざる膳」が特に人気だ。「そば茶ロール」など、国産そばの実を使った新感覚のそば茶スイーツも味わえる。

明治時代の日本画家・川村曼舟（1880-1942）の旧宅の敷地内に構える店内は、和の趣を存分に感じられる空間。北大路魯山人や横山大観など多くの文人が集った由緒ある邸内には、ゆっくりとした時間が流れている。また、ガラス張りの店内からは、嵐山のシンボル・渡月橋を眺めることができ、京都の風情を楽しみながら食事することができるのも魅力だ。