長崎県立西海橋公園

長崎県佐世保市と西海市に跨がる県立の公園。

園の名前にもなっている「西海橋」は伊ノ浦瀬戸（針尾瀬戸）に架かるアーチ橋のこと。産業の振興、開発の促進を目的として、長い間「陸の孤島」であった西彼杵半島と佐世保市間に架けられた。1955年の完成当時は固定アーチ橋として世界で三番目の長さを誇り、2020年には戦後に建設された橋として初めて国の重要文化財に指定。

西海橋の真下を流れる伊ノ浦瀬戸は「日本三大急潮」のひとつに数えられる海峡で、うず潮が発生することでも知られる。2006年に架けられた「新西海橋」に設けられた遊歩道には海に向けたガラス張りの窓が設けられており、条件が合えばうず潮を観察できる。新西海橋の遊歩道は、西海橋公園の駐車場に車を停めた上で歩いてアクセス可能。

そのほかソリゲレンデや遊具など、子どもから大人までつい夢中になる施設が園内に多く揃っている。