雫石川園地

JR田沢湖線の車窓から眺められる桜並木でおなじみのスポット。開花するのは例年4月中旬頃から4月下旬にかけてで、盛岡市内よりも1週間程度遅れて見頃を迎えることが多い。駒ケ岳の残雪と桜のコラボレーションが春の訪れを感じさせる。

40年ほど前に植樹されたソメイヨシノはおよそ150本。湖岸堤沿いを約1.5km、2列で並ぶように植えられており、ピークの時には豊かな枝ぶりがまるで空を覆うようにピンクのトンネルを創り出す。

桜の開花期間中の数日間、同園南側を流れる雫石川に鯉のぼりが掲揚されるほか、夜間ライトアップも行われ、より風流な雰囲気を演出。穏やかな川のせせらぎを耳にしながら、春の訪れを告げる絶景を堪能できる。

「雫石川園地」を訪れた後は、推定樹齢800年以上とも言われている町指定天然記念物の「七ツ田の弘法桜」や、「小岩井農場の１本桜」など周辺に点在する花見スポットにも立ち寄ろう。