蒲原まつり

村上市の「村上大祭」、柏崎市の「柏崎えんま市」と並んで新潟を代表する縁日「新潟三大高市（たかまち）」の一つとされる蒲原まつり。毎年6月30日～7月2日の3日間にかけて蒲原神社とその周辺で行われ、毎年約34万人が訪れる。

一番の注目は何といっても露天の規模。神社の参道や正面の道路を中心に400軒以上の露店が立ち並び、その総延長は延べ1kmにも及ぶ。小麦粉に黒糖を混ぜて焼いた新潟名物のお菓子「ポッポ焼き」などのグルメに加え、神社の参道ではお化け屋敷や射的など昔懐かしい屋台も。夜11時ごろまで露店の営業は続き、人波が途切れることはない。特に混雑が予想される午後6時-9時は通行規制が実施され、参道が一方通行になる場合があるため注意が必要。

蒲原神社では7月1日にその年の稲の豊凶を占う「御神籤」（おたくせん）、翌2日に五穀豊穣を祈願する神楽の奉納などさまざまな神事が執り行われる。特に鎌倉時代から800年以上続く「御神籤」は必見だ。祭り当日は周辺の駐車場が使えなくなるため、公共交通機関の利用がおすすめ。