海津大崎

琵琶湖北端、高島市マキノ町の湖畔にある岩礁地帯。琵琶湖八景の一つに数えられる景勝地で、桜の名所としても知られる。

波食によって突き出た岩礁に並ぶ桜（ソメイヨシノ）は、その数約800本。春になれば、新たに植樹された若木をはじめ、樹齢80年を超える貫禄ある樹など約4kmにわたり華麗な花を咲かせる。

神秘的で猛々しい雰囲気の奇岩岩礁や、湖の碧い色、湖内に見える竹生島など、満開の桜の色合いとの絶妙なコントラストの景色は素晴らしい。その光景は、かつて高名な画家が春に絵を描く最中、思わずその手を止めたという逸話があるほど。毎年多くの花見客が訪れるのも納得だ。

近畿圏では遅咲きの桜名所として知られ、京都市内より1週間程度遅く咲く予定。京都の桜が落ち着いても、美しい春の風物詩がここで楽しめる。

またドライブコースやサイクリングコースとしても人気で、自然遊歩道が整備されているので、快適な散策が1年を通じて楽しめる。