西山公園（福井県）

鯖江市の中央部に位置する西山公園。鯖江藩第7代藩主・間部詮勝が領民とともに楽しむため安政3年（1856）に造園した「嚮陽渓」をルーツに持ち、160年以上に渡る歴史と美しい景観で「日本の歴史公園100選」にも選ばれている。

秋が深まる時期の公園は県内でも屈指の紅葉の名所。約1,600本のモミジが色づき、間部公の庭園を再現した嚮陽庭園などが風情に満ちた空間に。4月上旬の桜や初夏の花菖蒲など、秋以外の時期も季節の花木を楽しめるスポットとして有名。中でもゴールデンウィーク頃、色鮮やかに咲く約5万株のツツジは圧巻。「つつじまつり」も開かれ、多くの人で賑わう。

公園内にある西山動物園ではリスザルやテナガザル、鳥類などを飼育し、無料で開放している。特に国内有数の繁殖実績を誇り、現在も10頭以上を飼育するレッサーパンダは愛くるしい表情と動きで大人気。園内には他にも芝生広場や道の駅、鯖江市内を一望できる展望台といった施設が充実。