親不知海岸

日本海の荒波により削られた断崖絶壁が10kmも続くロケーションのため、かつては旅人の行く手を阻む難所「天下の険」と呼ばれた。明治時代までは波打ち際を通らねばならない、とても危険な道だった。わずかな波打際を駆け抜ける際に親は子どものことを忘れ、子どもは親を顧みる余裕がなかったことから「親知らず・子知らず」と呼ばれるようになったとも伝えられている。

現在ではルートが整備され、雄大な日本海と断崖絶壁が織りなす、自然の力強い美しさを鑑賞できるように。夕暮れ時の景色は圧巻。ダイナミックな景観は、旅の忘れられない思い出になるだろう。夏は海水浴場としてにぎわっているので、水着持参で行ってみよう。

近くには「道の駅 親不知ピアパーク」があり、名物のタラ汁、アンコウ汁（冬期間）がいただける。地元の新鮮な海産物なども販売されているので、お土産の購入スポットとして利用できる。