炭火焼うなぎ魚寅

1930年創業のうなぎ料理の老舗。長良川上流の郡上八幡で、城下町のような町家の外観が特徴的な店だ。こだわりの備長炭で焼き上げられるうなぎ料理は、皮はパリパリ、身はジュワっとした食感を提供。丼やひつまぶしといった多彩なメニューが楽しめるとあって、地元民からも高い人気を誇る。

人気の秘訣は、創業以来受け継がれてきた秘伝のタレと良質な水にあり。仕入れた良質なうなぎは、名水百選第一号にも選ばれた、この郡上の井戸から汲んだ水に入れて2日間泳がせる。井戸ならではのキンキンに冷えた水にさらすことにより、余分な運動を控えたうなぎは、脂のノリが戻り旨味が増してくる。

仕上げのタレは、創業以来90年以上つぎ足されたもの。毎日焼くうなぎから落ちる脂が混ざり、まろみとコクを持つ伝統の味が、うなぎの旨さに拍車をかける。

すべて地元産のお米を使用。ふっくら炊きたてのご飯とともに、焼き立てのうなぎを頬張れば、この「奥美濃の小京都」と呼ばれる郡上八幡での口福な思い出が作れるに違いない。

丼、白焼き、ひつまぶしなどランチディナーともに共通したメニューを用意。どの時間帯でも楽しむことができる。