フレペの滝

知床自然センターから遊歩道を20分ほど歩いた場所にある、知床八景のひとつに数えられる滝。高さ約100mの断崖の割れ目から流れ落ちる滝は、流れ込む川がなく、知床連山に降った雪と雨が地下に浸透してできたものだ。海へとホロホロと流れ落ちる様子が涙に似ていることから、「乙女の涙」とも呼ばれている。

遊歩道からは、広々とした草原、知床連山を望む大パノラマ、針葉樹林と広葉樹林の混交林など知床ならではの絶景が堪能できる。周辺には野生動物が多く生息するので、野鳥やエゾシカなに出会えることも。ヒグマが姿を現すこともあるので、十分に注意しよう。

滝を見下ろす展望台に立てば、オホーツク海や知床連山を一度に望むことができる。新緑をはじめ、紅葉に染まる秋、白銀に包まれる冬など季節毎の風景も楽しみたい。雪が積もる冬場に訪れるときは、ガイドツアーを利用するのがおすすめ。