萩・明倫学舎

明治維新の志士を多く輩出した萩藩の教育機関「藩校明倫館」の跡地に、1935年に建てられた日本最大級の木造校舎。本館は国の登録有形文化財にも指定されており、当時の学びの雰囲気が色濃く残っている。

本館では展示室や観光インフォメーションセンターが設けられ、山口県・萩エリアの歴史と文化を深く学べる。復元された教室や校長室、当時の建物の構造が伺える天井裏の紹介といったユニークな展示がある。2号館は「世界遺産ビジターセンター」と「幕末ミュージアム」のコーナーに分かれている。「明治日本の産業革命遺産」や幕末維新期の歴史を詳しく学べ、井上馨、伊藤博文ら“長州ファイブ”と呼ばれた明治維新を牽引した長州藩出身の偉人たちの業績に深く触れられる。3号館には市民ギャラリーがあり、市民の文化振興の場として親しまれている。４号館にはワーケーションやテレワーク、出張中のワークスペースなどとして利用できるコワーキングスペースを備えている。

じっくりと見学した後は本館に戻り、「カフェ・レストラン-萩暦」でひと息つこう。木造校舎の温もりを感じながら、地元産の食材を使った「萩御膳」や「甘鯛の唐揚げセット」など、ここでしか味わえないメニューを堪能してみて。