江戸時代後期、蒲田は「梅の木村」と称されるほど、梅の木が多い土地だったと記録に残る。その一角の東海道沿いにあったのが「梅屋敷」だ。
風邪などに効く家庭薬だった和中散の売薬所で、旅の道中に常備するため往来する人が立ち寄ったとされ、3,000坪の敷地に梅の木を植えて茶屋を作ったところ名所となり、大いに繁盛したという。梅屋敷には、幕府の要人や皇族も訪れた。なかでも明治天皇がお気に召されて5度のご訪問があったことから「聖蹟」と呼ばれている。
その地にある聖蹟蒲田梅屋敷公園は、梅の木100本のほか、クスノキ・イロハモミジなどの樹木が植えられた風情のある公園で、現在でも1,000坪超の敷地が広がっている。2月中ごろは白梅と紅梅が咲き競い、梅の香りに包まれ、また5~6月は、山形県より移植された11種類のアヤメが見ごろとなる。
公園内にはトイレと水飲み場、ベンチもあり、遊歩道が整備されているので、趣のある門や明治天皇行幸の碑、売薬所跡(看板のみ)などを見ながらゆったりと散策を楽しもう。
ポイント
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梅の花の見ごろは2月中旬、事前に開花状況をチェックするのがおすすめ。
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あやめの見ごろは5~6月。
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浮世絵師・歌川広重の「名門江戸百景」に蒲田の梅がある。
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花の時期に訪れると写真映えするスポット。
写真
公式FAQ
よくある質問に対する掲載施設の公式回答です。
Q
エリア内で利用可能な無料Wi-Fiはありますか?
ありません。
Q
コインロッカーはありますか?
ありません。
Q
トイレはありますか?
あります。(男子トイレ 小便器2基・和式トイレ1基 / 女子トイレ 和式トイレ2基)
Q
喫煙スペースはありますか?
ありません。
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 聖蹟蒲田梅屋敷公園(せいせきかまたうめやしきこうえん)
- 郵便番号
- 144-0052
- 住所
- 東京都大田区蒲田3-25-6
- 電話
- 03-5713-1118(大田区 地域基盤整備第二課)
- 定休日
- なし
- 時間
- なし
- 料金
- なし
- アクセス
- 京急線「梅屋敷」駅から徒歩5分
- 公式サイト
- 公式サイト