天一美術館

アメリカ・ニューヨークのロックフェラー邸や奈良国立博物館新館の設計を手がけた建築家・吉村順三氏の遺作となった美術館。四季折々の風景を楽しむことができる谷川の岸壁の前に佇む、風光明媚なロケーションも魅力のひとつだ。

収蔵展示されるのは、1930年創業の江戸前天ぷらの老舗「銀座天一」の創始者である矢吹勇雄氏の個人コレクション。日本の近代美術を代表する画家・岸田劉生の「麗子像」をはじめ、佐伯祐三、安井曽太郎、熊谷守一の名作、ピカソ、ルノワール、ロダン、マチスなどの名画、高麗・李朝の陶磁器までも収蔵している。

常設展示のほかに収蔵品による企画展示も行われており、常設展では見ることができない屏風や掛け軸などが展示される。

大きな窓から見える風景を眺めながら、アート鑑賞の余韻に浸ることができる。