伊香保神社

群馬県伊香保温泉の石段街の一番上にあり、第 11代垂仁天皇時代に開起されたと言われる古社。かつては、富岡の貫前神社、赤城の赤城神社とともに上野国三ノ宮のひとつとして親しまれた。元は別の場所にあったようだが、伊香保の源泉近くへ移り、温泉の守護神として祀られるようになったと言われている。

群馬県の中でも榛名神社と並ぶパワースポットとしても有名で、温泉・医療・商売繁盛のご利益を求めに、多くの参拝客が訪れる。835年に名神大社として名前に加わったのが9月19日であったため、毎年この日に例大祭が行われる。

神社は石段街を登りつめた場所に鎮座しており、石段の風景は伊香保のシンボルとなっている。石段をはさんだ両脇には、お土産物屋や饅頭屋・遊戯場などが並び、温泉情緒も楽しめる佇まいに。石段の数は 365段で、1年中温泉街が賑わうようにと繁栄の願いが込められている。