クアパーク長湯

「日本一の炭酸泉」と評される源泉を有する「長湯温泉」。
その温泉街に位置する「クアパーク長湯」は、ドイツの「クアオルト」を原型とした温泉療養複合施設だ。
クアオルトとは、厳格な基準を満たした温泉療養地のことで、医療の一環として社会保険制度にも組み込まれている。

クアパーク長湯の全ての温泉は、中性の地下水に二酸化炭素が溶け込んだ、希少な重炭酸泉のかけ流し。
一酸化窒素の分泌を促して、血流を促進し体温を上げ、体調不良や病を改善する効能を持つ。

施設は温泉棟・レストラン棟・宿泊棟の３つから成り、日帰りでも温泉を楽しめる。
温泉棟は１階の水着で入浴できるバーデゾーン、２階の裸で入浴する男女別の内湯に分かれている。
１階では運動浴槽や寝湯、露天風呂など様々な温泉を楽しめるが、往復100mの歩行湯が最大の魅力。
源泉掛け流しの重炭酸泉に浸かりながらゆっくり歩くことで、血流を促進し体温が上がるだけでなく代謝も向上。ダイエット効果も期待できる。

レストラン棟では、おおいた豊後牛やブリなど、大分の旬の食材を使った和食を、ランチとディナーに味わえる。（朝食は宿泊者限定）
宿泊棟には16棟のコテージがある。
ツインルーム・ロフトタイプには、天窓もついており、夜には美しい星空を室内から眺められる。

また、世界的な建築家・坂 茂（ばん しげる）が設計した、資材に木や再生紙を使用する、美しい木造建築も見どころだ。