鹿児島神宮

神代の創祀と伝わり、初代天皇とされる神武天皇の御代とも伝わる由緒ある神社。海幸・山幸神話の彦火火出見尊（ひこほほでみのみこと）と豊玉比売命（とよたまひめのみこと）が主祭神として祀られている。

南九州最大の神社で、境内とその周辺は「大隅正八幡宮境内及び社家跡」として国の史跡に指定。また、本殿、拝殿、勅使殿、摂社四所神社本殿が、国の重要文化財に指定されている。

本殿正面に描かれている阿吽の獅子絵壁画、200以上の植物が描かれた拝殿の天井画など、社殿の内外に施された豊かな装飾は一見の価値あり。摂社の石體神社は、安産成就の神として信仰厚く、境内に積まれた丸石をお守りとして持ち帰ると安産にご利益があるとされる。

鯛車やポンパチ、化粧箱、鳩笛といった郷土玩具が奉納され、ここでしか見られないものも。授与品として販売されているものもあるのでおみやげにもおすすめだ。