【鶴岡の人気観光スポット8選】豊かな自然・歴史・文化で心を満たす旅へ
豊かな自然・歴史・文化が魅力の「鶴岡」。 3つの日本遺産を有し、その他にも城下町として栄えてきた歴史を感じられるスポットや、地元の食材を使ったご当地グルメ、4つの温泉地など見どころが多い地域だ。 この記事では、そんな「鶴岡」の魅力や観光スポットなどをご紹介。 多様な魅力と多くの見どころを持つ「鶴岡」を遊び尽くそう。
大同2(807)年に空海が開山し、その弟子である渡海が開基と伝えられる真言宗の寺院。湯殿山は古来より女人禁制だったため、湯殿山大権現を本尊として大日坊に招き、女性のための湯殿山礼拝所として建立したのが起源とされる。この寺では天明3(1783)年に96歳で即身仏となった真如海上人を拝観できる。
即身仏になろうとする僧侶は、生身のまま土中に埋まった箱に入り、木の実などの最低限の食事で命をつなぎ、ひたすら読経を重ねる苦行を行い入定するという。その際、防腐作用に期待して有毒な漆の茶を飲むこともあった。日本には現在18体の即身仏が確認されている。
境内には即身仏のほか、国指定重要文化財にも指定された飛鳥時代の金銅仏釈迦如来立像や、約400年前に当時の庄内藩主によって奉納された変化百体観音などの宝仏が収蔵されている。空海自作の秘仏御本尊は6年に1度、湯殿山の御縁年である丑歳、未歳に御開帳され、同じ年に即身仏の衣替も行われる。即身仏が身にまとっていた御衣が入った「即身仏御衣入御守」が人気の授与品。